【個人事業主の確定申告】税理士に依頼するメリット・デメリット

個人事業主の悩みの一つとして上がるものとして代表的なものは税金の問題、とりわけ確定申告ではないでしょうか。

確定申告は事業を営む個人事業主は避けられないものであると同時に、複雑さから苦手意識を感じて、確定申告を税理士に依頼する方も多くいます。

そこで本記事では、個人事業主の確定申告を税理士に依頼するメリット・デメリットについて解説していきます。

個人事業主の確定申告はどのような手続きが必要？自力でも可能か

そもそも、個人事業主の確定申告ではどのような手続きが必要なのでしょうか。

個人事業主の確定申告手続きの流れは以下の通りです。

１．事業の収支を計算して所得を算出する

２．経費など控除や特例を差し引く

３．差し引いた金額を基に所得税や消費税を計算して申告する

なお、国税庁のウェブサイトでは、確定申告の手続きや計算方法についての情報が提供されており、それを参考にすることで自力で確定申告を行うことは可能です。

しかし、支払う必要のある税金や適用可能な特例控除の把握、最終的な金額の計算と申告納付まで全てを理解し、適切な申告を行うには多大な時間と労力が必要になります。

そのため、事業を進めると同時にこうした負担を自力で負うことができるのかが自力で確定申告を行うかの判断基準になります。

個人事業主の確定申告を税理士に依頼するメリットについて

確定申告を税理士に依頼する最大のメリットは、税理士の持つ専門的知識と経験により、確実かつ効率的に確定申告を行うことができる点です。

例えば、税金の計算には一年間の収入、事業にかかった経費などを明確に把握し、それを証明する領収書などの適切な保管とともに適切な項目への分類・記録が必要です。

税理士は税法に精通しており、個々の事業の状況に応じて収入の分類から、特例控除、申告方法までも最適な手段を選択することができます。

税理士に確定申告を依頼することで、事業を進める上での税金の悩みを解消でき、確定申告にかかる身体的・時間的そして、税負担を最小限に抑えることができます。

個人事業主の確定申告を税理士に依頼するデメリットについて

一方で、デメリットも存在します。

もちろん、税理士に確定申告を依頼するには一定の報酬額の支払いが発生します。

報酬額は事業の規模や申告書の作成のみなのか、申告を全てお願いするかにより異なりますが、最低でも数万円、規模によっては20万円程度かかる場合もあります。

そのため、自力で申告を行う場合と比較して、その費用がかえって負担となる場合もあります。

そのため、自己の事業の規模や経営状況に応じて、税理士に依頼するかどうかを検討する必要があるといえます。

確定申告に関するお悩みは森下敦史税理士事務所にご相談ください

森下敦史税理士事務所では、税金や確定申告に詳しい税理士が在籍しております。

個人事業主の確定申告の流れについてもっと詳しく知りたい、確定申告の代行費用について相談したい、税理士に確定申告を依頼してから申告までどのくらいの期間が必要かなど確定申告について気になることや疑問点がある方はお気軽に一度ご相談ください。